【豊橋市】豊橋駅前の路上で靴磨きをしている方をご存知でしょうか?その正体とは…
夜の豊橋駅前で靴磨きをしている男性がいたので、取材してきました。男性の名前は坂本樹さん、日中は英会話の講師、そしてファイナンシャルプランナーの仕事もなさっているそうです。ふたつの仕事をこなす坂本さん、そんな彼がいったいどうして靴磨きをしているのか。
それは……「夢」の為、だそうです。
将来、50歳くらいになった頃、自分の事を大切にしてくれている人に、そして自分自身に、お金では買えない「時間」というものを提供したいと考えているようです。坂本さんは「夢」の実現のためのリストを書きこんだノートを見せてくれました。
そこには、母親とシンガポール旅行、結婚式をハワイで挙げる、プールとサッカーができる家を買う。そして、旅行にすぐに行けるような、時間とお金のある人になる。人間として、挨拶、返事、言葉遣い、礼儀作法が憧れられる人になる。家族、友人を支え続ける。という「夢」の為のプランを書き溜めていました。
坂本さんは語ります、靴磨きではなく自分は「夢」で勝負しているのだと。人と接し、人を集め、人の心をつかむ、そして、人を応援していく。
靴磨きを始めた当初は変な目で見られることも多かったそうです。しかし、今となっては取材中にも声をかけてくれる通行人も多く、坂本さんの顔の広さがうかがえます。靴磨きをすることで「夢」を語る坂本さん、「夢」を語るがために靴磨きをする坂本さん。
今夜も坂本さんは、夢を誰かに語るでしょう。
靴磨き 坂本樹
夜10:30ごろから豊橋駅前広小路通り、精文館書店辺りにて靴磨きをしています。
料金は「お気持ち」で結構だそうです。
革靴のみならず、スニーカーやサンダルも磨きます。
(ツキコ)