【豊橋市】国内最大級の湧水湿地『葦毛湿原』では、様々な花が楽しめ、カザグルマが見頃を迎えています。
湧水湿地としては国内最大級の広さを誇る葦毛湿原(いもうしつげん)は、湿原の面積が約3.2haで、東海地方にほぼ限られる植物(周伊勢湾要素植物)や寒冷地性の植物など学術的に貴重な種が数多く生育していることから愛知県の天然記念物に指定されています。
その葦毛湿原では、『カザグルマ』が見頃を迎えています。
カザグルマはキンポウゲ科の植物で名前の由来は、子供のおもちゃの風車に似ているところからその名前がついたそうです。
花は直径10cm程で白い大きな花です。
湿原では、他にもラン科の『キンラン』が可愛い花を咲かせています。
また白い小さな玉のような花『シラタマホシクサ』も観られます。
この『シラタマホシクサ』は伊勢湾や三河湾沿いにしか咲かない大変めずらしい花で環境省レッドリストの絶滅危惧Ⅱ類、愛知県の絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
葦毛湿原を訪れる際は、自然保護の為、靴などで踏まれた湿原はなかなか元には戻らないので、観察の際には木道から絶対に降りないようにしましょう。
同様に湿原内に三脚などを立てることも絶対に禁止されています。
また、ペットを同伴しての散策も禁止となっていますのでご注意下さい。
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