【豊橋市】ほんのり甘い香りとカチャッカッチャッと鳴る金属音に懐かしさが蘇る「カステラまんじゅう」
豊橋市の駅前、今のココラフロントの所に西武百貨店があった頃、「西武百貨店」の地下へ繋がるエスカレーターに乗ると、ほんのり香ばしく甘い香りに包まれて、カチャッカッチャッと金属の当たる音が聞こえて来ました。
地下1階では「西武まんじゅう」が作られていました。
直径5~6cmくらいの丸い型にカステラとなる生地を流し込んで、その上に白餡を乗せ、餡を包むようにカステラ生地を乗せて金属板の上でゆっくりと焼いていきます。
「西武まんじゅう」は焼き上がりに西武のマークが焼き印されていました。
その香りと音は、当たり前のようにいつも私たちを出迎えてくれて、そこには安心感がありました。
いつまでも変わらないと思っていましたが、西武百貨店の閉店のニュースが発表された時、一番に頭をよぎったのは「西武まんじゅうがなくなっちゃう!」という思いでした。
その後、本当に西武百貨店は閉店してしまい、あの「西武まんじゅう」は食べられなくなり、残念に思っていたところ「カステラまんじゅう」としてスーパーなど出張販売が再開されました。
先日、アピタ向山店へ行った際、あの懐かしい香りに誘われて、足早に向かった先には、なんと「カステラまんじゅう」の出張販売がされていたので、久しぶりに購入しました。
シンプルで可愛い包装紙に包まれたカステラまんじゅうは、受け取るとまだ温かく、自宅に帰り、早速頂くことにしました。
ふんわりとしたカステラ生地はほんのりした甘さに程よい甘さの白餡が入っています。素朴な味わいで懐かしさに包まれます。
大きさも程よく、お茶と共に頂くほか、牛乳と頂くのもオススメです。
まつばら製菓さんのカステラまんじゅうを見かけたら、ぜひ召し上がってみてくださいね。