【豊橋市】絶滅危惧種のアカウミガメが表浜にやってきます。そっと歓迎しましょう。
ウミガメは全種が絶滅の危機に瀕していると言われ、世界で保護されています。
ウミガメの一種アカウミガメは、赤道付近と極地をのぞく海域に広く分布し、非常に広い生活圏をもつウミガメとして知られていますが、北太平洋地域では日本が唯一の産卵地になっています。
毎年5月頃から表浜海岸には、アカウミガメが産卵の場所としてやってきます。
ウミガメは1度の産卵で100個以上の卵を産みます。
しかし、砂浜では孵化した子ガメの多くは外敵などに襲われて命を落としてしまうことも多いようです。
海にたどりついても魚に食べられるものが多く、厳しい自然の中で1年以上生き続けられるものはごくわずかの様です。
さらに、成長したカメは外海で漁業用の網に引っ掛ったり、汚染などで死亡するものが少なくありません。さまざまな困難を乗り越えた、非常に少ない数のウミガメしか命を繋いでいくことができないのです。
今、ウミガメのライフサイクルにあわせた保全の方法が必要とされています。
豊橋市も保護啓発活動を行っています。
アカウミガメは、産卵時に波打ち際で安全を確認して上陸します。
物音がしたり、人影や光を確認すると産卵せずに海へ帰ってしまうので、海岸を綺麗な環境にし、夜はアカウミガメが上陸しやすいように、大切な命が育ちやすいように下記の「お願い」事項を確認し静かな環境を作ってアカウミガメをお迎えしましょう。
アカウミガメを絶滅の危機から救える日が来ますように、日頃から綺麗な海岸にして行きたいと思います。
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